14歳の俺へ

オタクが人気者になれない理由
あの時、クラスで感じた圧倒的な疎外感。
それは、スクールカーストの名の下に、下の部類に入っただけ。
理由は、君が知識欲求の塊だったから。
俗に言う、オタクな。
人気者になろうだとか、人目を気にするだとか、
そう言う事、全く気にしなかったよね。
その代償。
 
意味もなく、トイレに呼び出されて、お前ウザイって言われたよね。
辛かったでしょ。
 
でも、間違っていないと思う。
バカの一つ覚えの様に、周りを絶えず気にして、
自分自身がなくなっちゃうよりよっぽどマシ。
あの時に身につけたスキルもちゃんと役立ってるし。
間違ってるのは、その服装。
金がないからって言って、親の言うとおりにしてたけど、
ちったぁ、そういうセンスを磨け。
あと、無意味に何でもできるって思ってるのは勘違い。
口に出さなくても、それが、他人をイライラさせるんだって。
 
ま、決して一人じゃなかったのが、救いだね。
あの時の相方は今でも相方だし。
手を差し伸べてくれた人もいる。
まだまだ先の事だと感じるかもしれないけれど、
お前は今もお前の意志をちゃんと貫いてるぞ。