酒が飲めない人のための宴会講座

で、酒が飲めない人のために、上司とのお付き合いの仕方の例を挙げよう。
 
1.気構え
  酒が飲めないことは、悪いことじゃない。人には向き不向きがあるから。
  でも、コンプレックスに感じる人は多いよね。
  この前、「お酒飲めないんですか?」って聞いたらそれだけで目つきが変わった人がいたよ。
  あと、無理してお酒飲まされて、大失敗しても絶対許してくれるから安心して。
2.誘われたとき
  露骨に嫌な顔はしない。
  道すがらに誘ってくれて嬉しいのだけど、酒が飲めないことをさり気なくアピール。
3.注文時
  皆が生中頼むときは、ウーロン茶。
  瓶ビールを頼むときは、黙っている。
  ちゃんと話ができていれば、向こうから気を使ってくれる。
4.乾杯時
  ウーロン茶が手元にあれば、好きに飲めばいい。
  瓶ビールの場合、グラスにビールを注がれる際、飲めない事を告げ、「少しだけ・半分だけ」注いでもらう。
  乾杯の際は、グラスに唇をつけるだけはする。飲む必要は無い。
  よく飲む人には、すぐにお酌すると高感度UP。
  酌返されそうになったら、再度飲めないことを告げて断る。
  それでも、「注がせろ」という人はいるので、その際はグラスを差し出して注いでもらうだけにすればいい。
  そして、料理を頼む際に、ウーロン茶を頼む。
5.酒を飲むことを勧められたとき
  4の状況を作って、強要されることはまずないけど、困った顔をして、飲めないことを言えばいい。
  失敗談を言えば、納得してくれる。
  無理して飲んで気分が悪くなっても仕方ないので、苦笑いしながらソフトドリンクを頼めばいい。
6.強要されたとき
  腹括ってちょびっとだけ口をつけるのが一番。「苦いーっ!」って言えば周りは大満足。
  それだけのために、飲めって言われてるんだから。
  ただ、一滴でも飲んだら死ぬ人は、酔っ払いの戯言だと思ってにこやかに回避しましょう。
  「新人・若手」の場合は、例外的に言われることが多い。
  相手は、酒を飲むことで力量を測ろうとしている場合が多いのだ。
  酒を飲むと本来の自分が出やすいから。それを見たいのだよ。
  野心があるなら安心して失敗するといいよ。
7.2件目以降
  できれば付き合おう。飲まなくてもいいから。
  女性のいるところだと、勝手に作ってくれるから、
  初めに「飲めないから水だけでいい」って言えばいい。
 
一回目は、大変でも、何回かやってれば慣れる。
そして、慣れてくると自然とウーロン茶が注文される。
次の日からさらに楽しいワークライフが待ってますよ。